こんにちは。
東京都東久留米市を拠点に、屋上防水・外壁改修など防水工事を施工している株式会社大浜工業です。
前回は、ウレタン塗膜防水作業の一つ、「通気緩衝工法」 についてお届けいたしました。
今回は「密着工法」についてお届けいたします。
「密着工法」とは、屋上やベランダなどの下地(床)に直接防水材を何層にも塗り重ねて完全に密着させ、トップコートで仕上げる工法です。
ウレタン塗膜防水、シート防水などでよく行われる施工方法です。
ウレタン塗膜防水は、ウレタン樹脂を直接塗布する工法。
シート防水は、塩化ビニールやゴム製のシートを専用の接着剤や、機会で下地に密着させ水の侵入を防ぐ工法。
密着工法のメリットは、工期が短期間で済みコストも抑えられることです。
デメリットとしては、直接下地に塗り重ねるために、下地の状態が悪化している場合は不向きです。経年劣化でひび割れていたり、湿気を多く含むような状態の場合、施工後に防水層が膨張したり、ひび割れたりします。その場合には、通気緩衝工法や絶縁工法をご提案します。
そのため、現場の状況には、職人の目で見てしっかりと判断をして参ります。
※「入隅(いりずみ)」とは、面と面が内向きに交わる角の部分(凹み角)で、反対は、「出隅(でずみ)」と呼び外向きに交わる角の部分(凸の角)のこと。
建物は構造上、常に風・気温差・地震などで揺れたりしています。平場(床)と立ち上がりの部分にはその影響を受けやすく、ひび割れが発生することがあります。
入隅シールは、振動等から塗膜の破断を防ぐ役割があります。とても重要な処理です。
建物は構造上、常に風・気温差・地震などで揺れたりしています。平場(床)と立ち上がりの部分にはその影響を受けやすく、ひび割れが発生することがあります。
入隅シールは、振動等から塗膜の破断を防ぐ役割があります。とても重要な処理です。
密着工法は、継ぎ目のないシームレスなきれいな防水面を形成できます。
防水効果を維持するには約5年ごとの定期的なメンテナンスが大切です。